アクセント史資料研究会『論集』

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既刊『論集』と掲載論文一覧

『論集XVII(終刊号)』掲載論文9,193頁,2022年2月25日

  1. 加藤大鶴「因空自筆本『朗詠要抄』博士譜に反映する体系変化前のアクセント」
  2. 佐藤栄作「前尾記念文庫『名語記』の声点―― 勉誠社刊『名語記』との比較を中心に-」
  3. 鈴木豊「清原宣賢自筆『日本書紀抄』における濁音表示」
  4. 三原裕子「三笑亭可楽の咄本と寄席 ―― 書きことばと話しことば ――」
  5. 山岡華菜子「現代語における副助詞「くらい」のアクセント―― 日本語諸方言コーパス(COJADS)を用いた分析 ――」
  6. 中津陽菜「三重県旧南勢町における三拍名詞第6類(「兎」類)のアクセント」
  7. 坂本清恵「長唄《鷺娘》の旋律にみるアクセント―― 一節切譜と三味線譜から ――」
  8. 上野和昭「文献による助動詞アクセント研究 覚書―― 平曲譜から助動詞の独立性を検証する ――」
  9. 岩田実乃莉・王曹傑・何立馨・久賀朝・臧麗媛・高橋愛子・屠潔群・中津陽菜・西川美希・西野瑛・新田祥絵「『論義名目』声点付漢字索引稿(下)」

『論集XVI』掲載論文6,84頁,2021年2月25日

  1. 佐藤栄作「アクセント資料としての『名語記』再検討—新たな『名語記』研究へ—」
  2. 加藤大鶴「「出合」における「去声時に後接する去声字」再考—漢語アクセントの形成という観点から—
  3. 山岡華菜子「富士谷成章『稿本あゆひ抄』のアクセント表について」
  4. 坂本清恵「長唄正本の胡麻章」
  5. 上野和昭「近世四声論 拾遺」
  6. 岩田実乃利・王曹傑・何立馨・久賀朝・臧麗媛・高橋愛子・屠潔群・中津陽菜・西川美希・西野瑛・新田祥絵「『論義名目』声点付漢字索引稿(中)」

『論集XV』掲載論文10,194頁,2020年2月25日

  1. 加藤大鶴「漢音漢語における去声+去声の連接および後項の「声調」変化―尊経閣文庫蔵『色波字類抄』(三巻本)を用いて―」
  2. 鄭炫赫「キリシタン版『落葉集』の定訓と漢字の一考察―古本節用集との比較を通して―」
  3. 三原裕子「変容する笑い―垂直方向の笑いから水平方向の笑いへ―」
  4. 山岡華菜子「近世後期から近代初期における「平上去」の解釈」
  5. 佐藤栄作「アクセントの把握と表記―さまざまな報告に対応するために―」
  6. 吉田健二「三重県紀北町海山方言の式音調の音声実現」
  7. 野島渓「現代日本の「基本色彩語」について―バーリン・ケイ仮説の検証をもとに―」
  8. 坂本清恵「室町末期謡本の胡麻章」
  9. 上野和昭「名目鈔声点本研究の経緯と現状」
  10. 岩田実乃利・王曹傑・何立馨・久賀朝・臧麗媛・高橋愛子・屠潔群・中津陽菜・西川美希・西野瑛・新田祥絵「『論義名目』声点付漢字索引稿(上)」

『論集XIV』掲載論文7,121頁,2019年2月25日

  1. 加藤大鶴「1字漢語のアクセント―漢語の類別語彙を考えるために―」
  2. 佐藤栄作「観智院本『類聚名義抄』における施点の帖による違い―施点例が多くの帖に存在する和訓を例に―」
  3. 坂本清恵「アクセント資料としての定家仮名遣い―「第七種の文献、文字の使い分け」の検討―」
  4. 山岡華菜子「西周『詞の麓路』所載の語のアクセントについて」
  5. 澤崎文「四国史宣命の清濁書き分けと表記の踏襲について」
  6. 上野和昭「『和字大觀鈔』所載のアクセント表記について」
  7. 石原知弥・大久保歩美・金辰・新田祥絵・羅蘊琦「『開合名目抄』声点付漢字索引稿(下)」

『論集XIII』掲載論文8,167頁,2018年2月25日

  1. 鈴木豊「『日本書紀』α群の万葉仮名―原音声調と日本語アクセントとの対応―」
  2. 佐藤栄作「カタカナの辞退から見た声点とその位置―図書寮本『類聚名義抄』、観智院本『類聚名義抄』の書写者と声点―」
  3. 坂本清恵「『土左日記』はどう写されたか―古典書写と仮名遣い―」
  4. 山岡華菜子「西周が記述した日本語アクセント―『西周文書・稿本(七)』と『詞の麓路』を用いて―」
  5. 吉田健二「長崎方言アクセントの音調実現文レベルの現象の観察から」
  6. 加藤大鶴「字音下降拍はどのように実現したと考えるか―金田一春彦『日本四声古義』での音調推定をめぐって―」
  7. 上野和昭「声明資料によるアクセント史研究―金田一春彦『四座講式の研究』について(2)―」
  8. 石原知弥・大久保歩美・金辰・新田祥絵・羅蘊琦「『開合名目抄』声点付漢字索引稿(中)」

『論集XII』掲載論文6,113頁,2017年2月25日

  1. 鈴木豊「乾元本『日本書紀』万葉仮名訓の声点」
  2. 坂本清恵「現代能楽の音便」
  3. 山岡華菜子「京阪式アクセント地域における 三拍名詞第2類・第4類のアクセント変化」
  4. 吉田健二・坂本清恵「鼻的破裂音の産出にかんする予備的検討 英語と謡の対照」
  5. 上野和昭「声明資料によるアクセント史研究―金田一春彦『四座講式の研究』について(1)―」
  6. 石原知弥・大久保歩美・金辰・新田祥絵・羅蘊琦「『開合名目抄』声点付漢字索引稿(上)」

『論集XI』掲載論文13,274頁,2016年2月25日

  1. 鈴木豊「『金光明最勝王経音義』所載「伊呂波」のアクセント」
  2. 加藤大鶴「アクセントの体系変化前後に見る漢語アクセントの対応―2字2拍・2字4拍の漢語を中心に―」
  3. 新田祥絵「『おあむ物語』版本の振り仮名について」
  4. 三原裕子「後期咄本に現れる原因・理由を表す条件句」
  5. 大久保歩美「近世後期江戸語及び明治期東京語における「ソレデ」の用法」
  6. 屠潔群「日中同素異順語「短縮―縮短」の形成について」
  7. 坂本清恵「長唄のアクセント―「鶴亀」を例に―」
  8. 山岡華菜子「京阪式アクセント地域における助動詞「たい」のアクセント」
  9. 吉田健二「愛媛県の山城谷式アクセント音声実現と「式」の対立」
  10. 佐藤栄作「漢字の点画について―「字体エレメント」の再検討―」
  11. 澤崎文「『古事記』における漢字の音仮名用法と正訓字用法の関係」
  12. 上野和昭「《資料紹介》『南北相違集(南北音義抄)』(影印)」
  13. 大石麻衣大久保歩美神田隆文新田祥恵山岡華菜子「『南北相違集(南北音義抄)』『補忘記』元禄版字音関係項目対照資料」

『論集Ⅹ 秋永一枝先生米寿記念』掲載論文11,236頁,2015年2月20日

  1. 鈴木豊「姫考続貂―『古事記』における「―ヒメ(姫)」と「―ヒコ(彦)」の連濁―」
  2. 加藤大鶴「音韻史を担う漢語アクセント―中低形回避・低起上昇型間の揺れ・原音声調との非対応例を中心に―」
  3. 馬之濤「中国資料に見られるオ段長音の開合の音価と統合」
  4. 三原裕子「後期咄本におけるウ音便形について」
  5. 吉田健二「「低接上昇式」の音声実現と音韻論的特徴づけ」
  6. 山岡華菜子「京阪式アクセント地域における動詞の禁止形アクセント」
  7. 松永修一「鹿児島若年層の方言使用とその学習について」
  8. 佐藤栄作「表記資料としての「現代日本語書き言葉均衡コーパス」―「主観的表記頻度」と「中納言」との乖離から―」
  9. 澤崎文「『続日本紀』宣命の清濁書き分けと宣命書きの表記意識」
  10. 坂本清恵「金春禅竹の胡麻章―施譜法とアクセント反映度―」
  11. 上野和昭「『補忘記』の貞享版と元禄版について」

『論集Ⅸ』掲載論文7,120頁,2013年12月15日

  1. 佐藤栄作「字体とその示し方」
  2. 田中ゆかり・林直樹「首都圏周辺部における新しい音調の受容パターン―『とびはね音調』と複合語アクセント―」
  3. 三原裕子「後期咄本資料として見た三笑亭可楽の作品―『新作おとしはなし』を中心に―
  4. 馬之濤「『日本考略』に見られる寄語のアクセント」
  5. 鈴木豊「古代アクセントの終焉―京都方言アクセント体系大変化の要因について―」
  6. 上野和昭「『名目抄』所載の通秀点について」
  7. 坂本清恵「近世期における『つめる』『のむ』―四つ仮名、舌内入声音、連声の注記をめぐって―」

『論集Ⅷ』掲載論文7,120頁,2012年12月15日

  1. 鈴木豊「平声軽点の消滅過程について ― 六声体系から四声体系への移行 ―」
  2. 加藤大鶴「中世和化漢文資料に現れる漢語声点の揺れ―『新猿楽記』弘安本・康永本・古抄本の比較から ―」
  3. 三原裕子「江戸時代前期の噺本に現れた「ござる」」
  4. 佐藤栄作「仮名の呼称 ― 現代の『を』の場合 ―」
  5. 松永修一「宮崎県東諸県・西諸県地方の言語変化」
  6. 坂本清恵「近世古今伝授資料における声点と胡麻章」
  7. 上野和昭「『名目抄』所載の漢字二字四拍の漢語に差された声点について」

『論集Ⅶ』掲載論文6,110頁,2011年11月15日

  1. 秋永一枝「江戸と東京」
  2. 坂本清恵「榮売豆紀神社蔵 養法院筆『古今和歌集』の仮名―その字体と仮名遣いについて―」
  3. 上野和昭「アクセント仮名遣いと〈音の軽重〉―契沖の仮名遣書の記述をめぐって―」
  4. 佐藤栄作「漱石自筆原稿のルビ再考―『道草』のルビから―」
  5. 田中ゆかり「『とびはね音調』は同意要求表現か?」
  6. 吉田健二「アクセント研究における『下降』の位置づけ」

『論集Ⅵ』掲載論文6,124頁,2010年11月15日

  1. 佐藤栄作「草の字体へ」
  2. 鈴木豊「日本紀講書とアクセント―『日本書紀』声点本の成立に関する考察―」
  3. 加藤大鶴「『宝物集』の漢語声点」
  4. 坂本清恵「浄瑠璃本の単語認定―仮名の用字と清濁について―」
  5. 上野和昭「『平家正節』にみえる漢語サ変動詞のアクセント」
  6. 三原裕子「三笑亭可楽の作品における「ござる」について」

『論集V』掲載論文8,146頁,2009年9月15日

  1. 鈴木豊「『日本書紀』被訓注字の声点について」
  2. 加藤大鶴「『尾張国郡司百姓等解文』における二字漢語の声点」
  3. 坂本清恵「『仮名文字遣』諸本とアクセント仮名遣い」
  4. 上野和昭「和語から成る複合名詞アクセントの史・I考察 その2―近世京都における{3+2構造}の複合名詞について―」
  5. 三原裕子「格助詞「へ」と「に」の使用」―咄本にみられる使用傾向について「行く」「来る」を中心に―」
  6. 佐藤栄作「文字言語の「書く」をめぐって」
  7. 田中ゆかり「「とびはね音調」とは何か」(→田中ゆかり(2010)『首都圏における言語動態の研究』(笠間書院)pp.117-130第2部第1章「「とびはね音調」とは何か」)
  8. 松永修一「言語地図から見る宮崎県方言のいま」

『論集IV』掲載論文10,160頁,2008年9月15日

  1. 土岐哲「調査者に応じた被調査者のモード切替と音声の質的変化」(9p.)
  2. 吉田健二「『式』の基本周波数上の特徴のパラメータ化―香川県観音寺方言のばあい―」
  3. 佐藤栄作「『高』指定仮説の検証」
  4. 田中ゆかり「気づきにくく変わりやすい方言―首都圏におけるⅠ類動詞連用形尾高型の消失―」(→田中ゆかり(2010『首都圏における言語動態の研究』(笠間書院)pp.98-115 第1部第6章「Ⅰ類動詞連用形尾高型の消失」)
  5. 三原裕子「咄本における助動詞『やす』について」
  6. 上野和昭「アクセント史から見た『平曲問答書』」
  7. 鄭炫赫「キリシタン版『さるばとるむんぢ』の連続活字」
  8. 坂本清恵「『僻案抄』の仮名遣い―定家の「乎」について―」
  9. 鈴木豊「岩崎本『日本書紀』声点の認定をめぐる問題点」
  10. 加藤大鶴「MS-Accessを利用した漢語アクセントデータベースの概要報告―字音来源情報部分との連携を中心として―」

『論集Ⅲ』掲載論文7,122頁,2007年9月15日

  1. 秋永一枝「「僻案抄」における後撰・拾遺の声点」
  2. 佐藤栄作「第一次アクセントの成立と語音」
  3. 鈴木豊「延喜『公望私記』の構造―引用形式と表記を中心に―」
  4. 三原裕子「『鹿の巻筆』写本の資料性と位置づけ」
  5. 上野和昭「和語から成る複合名詞アクセントの史的考察―近世京都における{2+2構造}の複合名詞について―」
  6. 坂本清恵「単語認識の手がかりを探る―大学生の無意味語反復正答率から―」
  7. 松永修一「いわゆる”ザアマスことば”の使用と音声的特徴の一考察」

『論集Ⅱ』掲載論文7,165頁,2006年9月15日

  1. 秋永一枝「「僻案抄」声点考」
  2. 坂本清恵「『伊勢物語』読癖のアクセント注記」
  3. 鈴木豊「『和名抄』所引『公望私記』の万葉仮名訓について
  4. 加藤大鶴「『延慶本平家物語』における声点の資料性―漢語アクセントと和語アクセントによる検討―」
  5. 鄭炫赫「キリシタン版国字本宗教書の重点について」
  6. 上野和昭「近世漢語アクセントの実態と史的位置づけ―2拍・3拍の漢語を対象にして―」
  7. 佐藤栄作「第0次アクセントを考える」

『論集Ⅰ』掲載論文10,211頁,2005年9月15日

  1. 坂本清恵「外来語の音節構造とアクセント」
  2. 田中ゆかり「世田谷区立中学校に通う中学生のアクセントとイントネーション―聞き取りアンケート調査から―」→田中ゆかり(2010)『首都圏における言語動態の研究』(笠間書院)pp.167-189 第2部第4章「中学生のアクセントとイントネーション―世田谷区立中学校における聞き取りアンケート調査から―」)
  3. 松永修一「宮崎県椎葉村方言のアクセントと音声の特徴」
  4. 吉田健二「韓国語鼻音のdenasalizationの音声実態と韻律境界による変異」
  5. 三原裕子「後期咄本に現れた語彙の傾向と特徴」
  6. 上野和昭「特殊表記からみた平曲古譜本―日本語アクセント史からの考察―」
  7. 鄭炫赫「後期版『どちりなきりしたん』の改訂目的と表記の工夫」
  8. 加藤大鶴「『医心方』字音注記出典と加点方針についての一考察―『本草和名』『和名類聚抄』との比較を通じて」
  9. 鈴木豊「『弘仁私記』序の「以丹点明軽重」―『日本書紀』声点の源流を求めて」
  10. 佐藤栄作「HLL型からアクセント史を考える」